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夕暮れ症候群とは?認知症が夕方に悪化する原因は「水分不足」かも【図解で解説】

2025年4月13日

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夕方になると、急に「帰る」「もう行かなきゃ」と繰り返す。さっきまで穏やかだったのに、夕食の準備をする時間帯になると決まって落ち着かなくなる。

そんな状態が毎日続くと、介護する家族も「また始まった…」と心が折れそうになります。

でも、その原因が「不安」や「認知症の悪化」ではなく、体の中の水分不足にあるとしたら? 夕暮れ症候群と脱水の関係を、図解でわかりやすく解説します。

tefutefu
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元ケアマネジャー歴14年(支援300件以上、相談1000件以上)の現場経験と生理学の知識をもとに、実際に効果のあったケアを図解にまとめています。

夕方になると認知症の症状が悪化する「夕暮れ症候群」を説明した図解

夕暮れ症候群とは

夕暮れ症候群とは、夕方から夜にかけて認知症の症状が一時的に悪化する状態です。「帰りたい」「出かける」などの行動や、興奮・混乱があらわれやすくなります。

夕方になると「家に帰る」と不穏になる様子を示した図解
夕方になると「怒る」「元気がなくなる」様子を示した図解

水分不足と認知機能の関係

脳は体重の約2%の重さですが、全体の水分の約75%を含んでいます。水分が少し減るだけで脳への血流が落ち、集中力・判断力・感情のコントロールが低下します。認知症がある方は、この影響をより強く受けやすい状態です。

高齢者が夕方に水分不足になりやすい理由を示した図解
水分不足が認知機能を低下させ、夕暮れ症候群を引き起こすメカニズムの図解

夕方に水分が減りやすい理由

人は日中の活動や呼吸・発汗を通じて少しずつ水分を失います。高齢者は口渇中枢(喉の渇きを感じる脳の機能)が衰えているため、気づかないうちに脱水が進みます。朝から補給が不十分なまま夕方を迎えると、認知機能が一気に低下しやすくなります。

高齢者は体内の水分不足を起こしやすい理由を図解

脱水→脳血流悪化→症状悪化

脱水が進むと血液が濃くなり、脳への血流が悪化します。この状態では感情の調節がうまくいかなくなり、不安・混乱・興奮があらわれやすくなります。夕暮れ症候群の「不穏な行動」の背景に、こうした身体的な変化が隠れていることは少なくありません。

こうした症状は、適切な水分補給を続けることで改善できるケースが多くあります。

経口補水液が夕暮れ症候群の予防・改善に有効なことを説明した図解

経口補水液を常備しておこう

脱水の補正には経口補水液(OS-1・アクアソリタなど)も有効ですが、毎日飲み続けるものではなく、脱水が気になるときのサポート的な使い方が基本です。日常的な水分補給は、普段の飲み物で少量ずつこまめに補うことを意識してください。

消費者庁が効果を認めた経口補水液。常温保存できるまとめ買いが便利です。
りんご風味で飲みやすく、カロリーはスポーツドリンクの約3分の1。経口補水液が苦手な方にも試しやすい。

1日の目安量

水分制限がない方は、1日1,500〜2,000mlを目安にしてください。朝・昼食後・午後・入浴前後など、タイミングを固定すると習慣化しやすいです。

1回量は少量でも構いません(その分、飲むタイミングを増やしてください)。お茶・白湯・スープ・ゼリーなど、本人が飲みやすいものを組み合わせてみてください。
※ただし、甘い飲み物は摂りすぎないよう注意が必要です。

水分制限がある方は医師に相談することを伝えるテキスト図解

この記事でわかったこと

  • 夕暮れ症候群は認知症の悪化ではなく、脱水が引き金になることがある
  • 高齢者は喉の渇きを感じにくく、気づかないまま夕方に水分不足になりやすい
  • 時間を決めた水分補給を習慣にすることで、夕方の不穏を予防・軽減できる
記事の最後The endを示した図
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この記事を書いた人

tefutefu

元ケアマネジャー(支援300件以上、相談1000件以上)。企業向け「仕事と介護の両立」セミナー、一般の介護者向けセミナーの講師としても活動。これまでの経験をもとに、在宅介護者向けの認知症ケア情報や、介護をひとりで抱え込まないための情報を発信中。

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